令和元年9月17日、舞鶴市議会では、市の持続可能なまちづくりと水道事業に関する質疑が行われた。
肝付隆治議員は、持続可能なまちづくりについて質問。肝付氏は、少子高齢化や人口減少の課題を挙げ、舞鶴市が目指す未来像や今後の具体的取り組みについて問うた。これに対し、有吉央顕政策推進部長は、社会・環境・経済が調和したまちづくりを進めると述べた。
一方、水道事業に関しては、議員たちが料金改定の必要性について懸念を示した。池田秀男上下水道部長は、経営的課題として収入減少や老朽化した施設の更新が挙げられ、料金改定は必要であると強調した。特に、今年度から4年間で水道料金の4.8%の引き上げを提案した理由として、老朽化施設の更新費用があるとのこと。
水道事業の広域化や民間企業への業務委託についても議論が交わされた。高橋秀策議員は、業務委託によってコスト削減を図る意義とともに、地域経済への影響や水質低下のリスクについて懸念を表明した。池田部長は、全ての権利が市にあるため、民間委託で水質が低下することはないとの見解を示した。
また、田村優樹議員は、昨年から婚活支援の取り組みを強化している現状を報告。未婚率が高まる中、市の婚活イベントが167名の参加を得ているものの、さらなる支援が求められていることを訴えた。西嶋市民文化環境部長は、京都府との連携を強化し、出会いの場を広げるための取り組みを進めると述べた。
最後に、舞鶴球場の安全性についても質問があり、球場の老朽化や整備計画について意見が交わされた。市は今後も安全性を第一に考えた維持管理に努めると回答した。