舞鶴市の議員協議会が令和元年10月21日に開催された。
この会議では、報告事項や11月の協議会開催日、教育委員会による自衛隊の職場体験についての議論が行われた。
報告事項では、特に発言はなく了承される方向で進んだ。次に、11月開催の協議会については、11月1日に「市民と議会のわがまちトーク」の意見対応を議員のみで行い、11月21日には通常の協議会を予定していると議長の上羽和幸氏が伝えた。
また、執行機関からは舞鶴市国土強靭化地域計画(案)に関する意見募集が報告された。企画政策課長の山本仁士氏は、今後大規模自然災害に備えた施策を推進すると述べた。意見募集は今月1日から30日まで行われ、市民の意見を取り入れる形で策定が進められる。
国土強靭化地域計画は、国の方針に基づき、災害からの速やかな復旧を目指すもので、今後の地域づくりの指針となる。
この計画の詳細においては、地震や津波、豪雨といった自然災害の想定リスクが示された。しかし、小杉悦子議員が指摘したように、原子力災害に関するリスク評価が不十分であるとの意見があった。これに対して、危機管理・防災課長の梅川正氏は、国土強靭化計画では自然災害に付随する形での原子力災害も考慮していると説明した。
さらに、教育委員会からは市内の中学生が海上自衛隊で行った職場体験について問われた。この件については、学校教育課長の森下敏宏氏が経緯を説明。海上自衛隊での体験活動に参加した中学校は青葉、和田、城北、城南の4校であることが報告された。しかしながら、小西洋一議員から、海上自衛隊での職場体験の内容が生徒にとって適切かどうかの懸念が寄せられた。