令和元年6月7日、肝付町議会の定例会が開かれ、さまざまな議題が話し合われました。議員たちは一般質問を通じて、地域が抱える問題に対する解決策を模索しています。
特に野田町は防災について、災害時における空き家の影響や津波避難訓練の重要性について言及しました。「空き家の無管理は二次災害を引き起こす可能性があり、町として適切な管理を呼びかけている」と永野町長は強調しました。
また、進藤鈴子議員からは集会所の改修に関する補助金の増額を求める声が上がりました。「高齢者にとっては大きな出費であり、これまでの補助金体系の見直しをすべきだ。」と彼女は訴えました。町長は「現状の財政も考慮しつつ、適切に対応したい」と答えました。
さらに、坂口喜作議員は地域づくりについて、人的支援や物的支援、財政的支援が重要であると述べました。「特に高齢化が進む中で地域の活性化が求められている。」とした上で、一層の支援が必要だと訴えました。町長も「地域の活性化は肝付町全体の活力につながる」と理解を示しました。
また、学校給食について前田美春議員より、民間委託の実績が説明され、今後の取り組みや課題について議論が交わされました。教育長は「安全衛生管理体制が徹底されており、質は向上している」と述べ、給食費の徴収方法や滞納問題についても市民からの理解を求めていました。
その他、益山二郎議員はカンゾウ栽培の現状について触れ、町が主導して栽培する50aの計画について質疑を行いました。町長は「技術の確立に向け、努力を続ける」との意向を示しました。
全体を通じて、議員たちは地域課題に真摯に向き合い、町民の声が反映されるよう努めています。今後どのような政策が実行され、効果を上げるかが問われるでしょう。