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マイナンバーカード導入、課題と影響が浮き彫りに

花巻市で行われた定例会では、マイナンバーカードの導入や有害鳥獣対策などが議論され、市民の利用状況やトラブルの懸念が浮き彫りになった。
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令和5年9月5日、花巻市の定例会において、マイナンバーカードの導入や有害鳥獣対策など、さまざまな議題が取り上げられた。特に、マイナンバーカードの健康保険証利用についての議論が注目された。

市長は、マイナンバーカードと従来の健康保険証のひもづけ状況について報告した。集計によると、国民健康保険加入者の約56.34%が、マイナンバーカードをひもづけているとのこと。さらに、医療機関におけるマイナンバーカードの利用状況は、県内の医療機関の約96%が対応可能であることが示された。

しかしながら、マイナンバーカードの使用に際し、操作が苦手な高齢者や障害者のことを考慮する必要があるとの意見もあった。市長は、そうした方々への配慮とともに、周知徹底が重要であると強調した。

また、有害鳥獣対策についても議論があり、特にニホンジカやイノシシによる農作物被害が大きな問題であるとの認識が示された。過去三年の被害額は約8700万円に達し、果樹が最大の被害を受けていることが明らかになった。市は担い手の確保を進めており、捕獲班の増員や補助制度の設立を検討しているとのこと。

さらに、家庭ごみの不適正排出についても議論が展開された。市では約1394か所のごみ集積所を設け、住民からの不法投棄を防ぐために取り組んでいるが、地域住民の協力が不可欠であるとされる。市はごみ減量アドバイザーを設け、家庭への啓発活動も行っているが、未だに不適正排出が行われていることを受けて対応策を模索している。

市は今後も地域の協力を得ながら、様々な施策を推進していく意向を示した。市民との連携を強めることで、よりよい地域づくりと生活環境の向上を目指している。

議会開催日
議会名令和5年9月定例会
議事録
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