令和2年9月1日、北茨城市議会第3回定例会が開催され、議事が進められた。
この日の議題には、会期の決定があった。
議会運営委員長の鈴木信男議員が、会期は9月1日から17日までの17日間とすることを報告した。
報告に異議はなく、会期は正式に決定された。
また、請願に関する報告も行われた。
請願4において鈴木弥太郎議員が、教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書採択を求める内容を説明した。
教育現場の現状と課題に触れ、「ゆたかな学び」を実現するために教職員の定数改善が不可欠と強調した。
さらに、請願5では柴田キクエ議員が、マイナンバー制度の利用範囲拡大の中止を求める意見書を提案した。
制度における個人情報の漏えいやセキュリティの脆弱性について詳細に指摘し、国民の自由を守ることの重要性を訴えた。
柴田議員は、政府が進めるマイナンバーの利用拡大が、監視社会に繋がる危険性を孕んでおり、その実施には慎重であるべきだと呼びかけた。
その後、市長による令和元年度決算報告が行われ、豊田稔市長が財政状況について説明を行った。
特に、国の「新型コロナウイルス感染症対策」に伴う補正予算について言及し、緊急事業への対応を盛り込んだ内容を紹介した。
「緊急を要するため、専決処分も行った」とした上で、各施策の効果を期待する考えを表明した。
議案には、一般会計及び特別会計の歳入歳出決算についての議案が含まれ、監査委員からの報告もなされた。
監査委員は、決算の正確性や法令に基づいた作成について問題がないとの見解を示し、今後の財政基盤の強化への意気込みを語った。
最後に、会議はすべての日程を終了し、次回は9月7日に再開することが確認された。