令和3年6月3日、常陸大宮市議会では第2回定例会が開催された。
市長の鈴木定幸は冒頭、議員たちに感謝の意を表し、重要な案について説明した。
特に新型コロナウイルスワクチン接種の状況に触れ、医療従事者約1,000人、高齢者施設などで約2,000人の接種が完了したと報告した。さらに、集団接種が西部総合公園体育館で開始されることも伝えた。
次に、鈴木市長は東京オリンピックに関連する事前キャンプの受け入れについて言及した。
パラオ共和国のオリンピックチームが東京都の選手村に直接入村する方針が決まったと紹介した。これは市と蔵王町が協力し、パラオ側と合意に至った結果である。
議会では7件の審議が行われた。
特に議案第33号の常陸大宮市税条例等の一部改正では、電子申告の推進が含まれ、税務書類の提出方法が改められる。
また、議案第34号で低所得世帯への子育て支援に向けた補正予算が承認された。児童一人当たり5万円の給付が計画されており、約590人が対象となる見込みである。
更に、議案第35号では道路占用料徴収条例の改正が検討され、自動運行補助施設に関する占用料の設定が提案された。
また、議案第36号・37号では市道路線の認定と廃止について、特定の市道が公共の利用に供していないため、廃止し給付の予定が伝えられた。また、補正予算も承認されており、今後の市民サービス向上に寄与するものと予測されている。
議事は順調に進行し、今後も市民の声に耳を傾ける姿勢が強調された。これらの施策が地域社会にどのような影響を及ぼすのか、市議会での審議を通じて市民への説明責任を果たしていく姿様が期待される。