令和元年9月26日、加東市議会にて第86回定例会が開かれる中、重要な議題について審議が行われた。議会は午前9時30分に開会し、16名の議員が出席した。
この日の議題には、加東市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定が含まれた。本議案について総務文教常任委員会委員長の石井雅彦氏が説明をおこなった。石井氏は、この条例の制定がフルタイム及びパートタイムの職員の待遇に影響し、守秘義務に関する説明が採用時に行われることを述べた。質疑応答において、財政的な影響についても約6,800万円の試算が提示された。
加えて、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律に基づく関係条例の整備に関する議案も上程され、こちらについては質疑が行われなかった。両議案は全会一致で可決された。
次に、「東条学園」外構工事の発注差し止めを求める請願が議題となった。この請願では、進行中の工事に関連する地元の意見や不安が表明され、反対意見が上がったが、最終的に不採択とされた。
また、この日は加東市病院事業職員の給与基準に関する条例の一部改正も審査され、全会一致で可決。さらに平成30年度の各会計決算が一括して上程され、健全財政の維持や市民サービス向上に寄与する形で認定されることが決定された。この中には、教育環境整備や地域活性化に向けた多様な施策が含まれている。
最後には、ゴルフ場利用税の堅持を求める意見書も採決され、全員一致で決議された。これは加東市にとって重要な財源の確保を目的としており、この税制度の維持の必要性が強調された。