令和3年第4回那珂川市議会臨時会が開催され、議案2件が可決された。
本日の会議では、議案第65号と議案第66号が提案され、両案の審議が行われた。議案第65号は博多南駅前ビルの使用料見直しに関するもので、議案第66号は年度の補正予算に関連する内容であった。
まず、武末茂喜市長が議案第65号について説明した。この議案は、博多南駅前ビルのテナント区画の利用実態に対する見直しが背景にあると述べた。「テナント区画の一部である43.47平方メートルのスペースを、今後時間貸しスペースとして運用することが国から許可された」と強調した。この新たな取扱いにより、駅ビルの活性化に寄与することが期待されている。
次に、議案第66号の説明に移った中村一道総務部長は、国からの新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の支給に関する内容を述べた。支援金は月額最大10万円で3か月間支給される。支援対象として111世帯の見込みが立たれており、早期の申請受付が求められていることも話された。
質疑の段階ではどちらの議案でも質疑はなかった。討論についても同様で、原案に反対の声は挙がらなかった。両議案は全て賛成票を得て可決され、議会の運営は円滑に進んだ。
今回の臨時会により、地域の経済活動を支援するための施策が実施されることになった。那珂川市議会は、今後も地域のニーズに応えながら、適切な対策を進めていく姿勢を示している。市の発展が期待される中、議会はその役割を果たしていると言える。