令和6年5月17日(金曜日)、名古屋市において臨時会が開会された。この会議では、会期や特別委員会の中間報告、市税条例改正の承認などが議題に上がった。
まず、議長(成田たかゆき氏)が開会を宣言した。市長の河村たかし氏は、名古屋市市税条例の一部改正に関する専決処分について説明を行った。これは、地方税法等の改正に伴い急ぎ必要な改正であったとされ、4月1日に実施された。
次に、特別委員会の中間報告が行われ、岩本たかひろ氏が大都市制度・広域連携促進特別委員会の状況を報告した。委員会は国や県への要望活動を展開し、名古屋市周辺の市町村との懇談会も実施した。また、岡山や福岡の近隣市町村との連携や支援に向けた調査を行ったことが示された。
続いて、防災・エネルギー対策特別委員会について日比美咲氏が発表。南海トラフ巨大地震に対する対策の充実と、みなとアクルスのスマートエネルギーシステムについての調査が進められていることが伝えられた。
また、産業・歴史文化・観光戦略特別委員会では、技術系スタートアップの支援に関する調査が行われていることが報告された。委員長の鈴木孝之氏は、歴史的資源の保存活用の重要性にも言及し、熊本市や福岡市への調査も行ったとした。
さらに、都市活力向上特別委員会の中里高之氏は、国際都市化に向けた施策を推進する調査を継続していると紹介した。
この臨時会では市会議長の辞職許可が正式に認められ、次に副議長の辞職許可も追認された。これに伴い市会議長及び副議長の選挙が行われ、田中里佳氏が新議長として選出された。また、田辺雄一氏が副議長に選出された。新議長は自らの任期に向けて全力を尽くすことを誓った。