令和6年6月の定例会が開催され、多数の議案が審議された。
議題には、土地区画整理に伴う町及び字の区域の変更をはじめ、住居表示に関する諸議案が含まれていた。特に、第103号議案については、名城庭球場の利用料金の引き上げが議論され、日本共産党に属する委員が真っ先に反対の意見を述べた。物価高騰の中での市民スポーツ振興を念頭に、値上げについて改めて再考すべきだという意見が多く交わされた。討論の結果、他の議案は全会一致で可決となったが、第103号議案は賛成多数で可決された。
続いて、名古屋市市税条例の一部改正や契約の変更についても審議が続いた。これらの議案においても、様々な視点から慎重な意見が開かれ、最終的に原案通り可決された。議長より質疑の事項が無い旨が伝えられ、委員長報告を元に採決が進められた。すべての議案は原案通りに通過したが、個々の項目に対する討論は非常に活発であった。
次に、一般会計補正予算の話題が上がった。特に見逃せないのが、医療的ケア児の保育支援に関する取り組みである。具体的には、看護体制の強化と専門職との連携を進める必要性が強く取り上げられた。教育子ども委員会による報告には、現場での実践的な研修や、コーディネーターの役割に関する提言が盛り込まれた。
更に、地方財政の充実や災害時の情報連携体制の構築など、全体的に未来志向の議題が提出された。これらの意見書は、議会にとって重要な方向性を示すものであり、市民に対する信頼性の向上も期待されている。
最後に、議員選挙においては、新たに選ばれたメンバーが当選結果として発表され、大きな拍手が送られた。議案の採決や報告はほとんどが承認され、円滑に議会が運営された旨の報告が見られた。全体を通して、活発な討論と適切な採決が行われたことが強調された。