令和3年6月24日、名古屋市において定例会が開催され、多岐にわたる議案が議題に上がった。
初めに、名古屋市長の河村たかし氏は、知事リコール署名不正・偽造事件について説明を行った。
その中で、署名に関する不正が選挙の争点になったことを認め、結果に対する市民の関心が高まっていると確認した。特に、政治的責任については、真剣に次のステップを考える必要があると強調した。
続いて、名古屋高速道路黄金インター拡張について質疑が行われた。発言したのは、江上博之氏。彼は、渋滞解消という名古屋都市高速道路の理念に反し、建設費の高騰を指摘した。移転を強いられる世帯の実情も取り上げ、拡張工事への反対の声が強まっている。
さらに、河村市長は、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について言及。
接種効果の見える化が市民の安心につながるとの認識を示した。その後の答弁でも、透明性を持たせた情報発信の重要性を訴えた。
また、名古屋市で進められている再生可能エネルギーの導入促進についても議論が交わされた。環境局長は、太陽光発電に関する施策を展開し、その効果を訴えた。
最後に、小中学校の統廃合計画について、保護者や地域住民の理解が得られないまま進めることは反対であると強調された。教育長は、多様な意見に耳を傾け、丁寧な説明を続けることを約束。
議論に続いて、各議員から提出された情報が次第に具体化され、市民の理解と意見を踏まえた意思決定が求められていくことが再确认された。