令和6年2月定例会では、名古屋市に関連する多数の請願及び議案が提出された。
まず、名鉄呼続・桜・本星崎各駅の改札口設置に関する請願については、多くの市民が利便性向上を期待しているものだ。名古屋市交通局担当者によれば、この設置は名古屋鉄道との協議が必要で、具体的な日程は未定とのことだ。明確な進展があれば、市民に速やかに報告する意向を示している。
また、ミャンマー国軍による徴兵制が現行の日本政府に影響を及ぼすとの声も上がっている。市長の河村たかし氏は、在留ミャンマー人及び日本への避難を希望する若者の安全を確保するため、市が積極的に政府に働きかけていく方針を強調した。これは多くの市民から支持されている。
さらに、国民健康保険制度や介護保険制度に関する議案も議論された。さまざまな意見が出たが、特に財政福祉委員会での討議が重要視された。請願第11号によれば、厚生院特別養護老人ホームの廃止計画を中止し、サービスの再開を求める声も強い。この件に対する各委員の質疑は熱を帯び、今後の議論に大いに期待が寄せられる。
一方、加齢性難聴者への補聴器購入助成制度創設についても注目が集まった。市議会の吉田茂委員には、対策の必要性を重視した意見表明があり、今後の動向が注目される。
物価高を背景に年金増額を求める声も大きく、特に高齢者層からの支援要請が堅調だ。これに関連して、公的年金制度の改善についてもしっかりした議論が求められ、市民生活に与える影響が考慮されなければならない。