令和5年6月26日に開催された定例会では、不登校児童生徒への支援や地下鉄駅のバリアフリー化などが議題に上がった。
まず、不登校児童生徒について、教育長は令和4年度の不登校児童生徒数が4,953人となり、前年から997人増加したことを報告した。
教育委員会は、子ども一人一人の状況を踏まえ、学校外での学びの場を提供するための施策を進めているとも述べた。特に、民間のオンライン学習プログラムの導入や、居場所づくりの推進に力を入れているようだ。
また、地下鉄大須観音駅にエレベーター設置を求める請願について、市側は慎重に検討を進め、特に高齢者や障害者に優しい移動手段の確保が求められているとの意見も多かった。
さらに、本郷駅へのエレベーター設置に関しても議論があり、交通局長は技術の進展により、新たにエレベーターの整備を検討していく意向を示した。これに対して市民からは、障害者サポートの必要性が強調された。
総じて、議会では市民のニーズに基づいた多角的な支援策の充実が求められており、市長や担当局長はその実現に向けた前向きな態度を見せていることが表現されている。市民に寄り添った施策が今後の注目として期待される。