令和4年8月5日に刈谷市議会臨時会が開催された。
この会議では、損害賠償に関する専決処分や工事請負契約の変更、監査委員の選任などが議題とされ、議会の重要な意思決定がなされた。
まず、会期については、「本臨時会の会期は本日1日間としたい」と議長の加藤廣行氏が述べ、異議なく承認された。次に、損害賠償の件について質疑が行われた。次世代育成部長の斉藤公人氏が、「公務中の事故により、損害賠償額は32万5,556円で、保険で全額補填される」と説明した。
また、工事請負契約の変更についても報告された。教育部長の岡部直樹氏が、「契約金額が3億9,710万円から4億1,011万7,400円に変更」と述べ、増額理由に工事内容の変更があることを明かした。
続いて監査委員の選任議案が進められ、外山鉱一議員が選任されることとなった。この際、一部議員による反対意見があり、監査の透明性や外部委託の重要性についての議論が交わされた。特に星野雅春議員が、「外部の豊かな知識と経験をもった監査が必要」と強調した。
また、加藤議長が辞職し、後任の議長として中嶋祥元議員が選出された。中嶋議長は、「リスク管理や時代の変化に対応することが重要」と挨拶をし、期待される役割を自覚し、議会運営に臨む意向を示した。
さらに次の副議長には、佐原充恭議員が選ばれるなど、多数の議案が円滑に進行したことが確認された。
最後に、必要な選挙が実施され、環境組合議会議員及び広域連合議会議員の選出も完了した。
これにより、会議は全ての議事を終了し、午後1時05分に閉会を迎えた。