令和2年11月27日、安城市議会で全員協議会が開催された。
議題は、令和3年度から令和5年度までの実施計画についてであり、重要な内容が議論される予定であった。
行革・政策監の横山真澄氏は、コロナ禍に伴う新たな課題に触れ、市民生活支援と地域経済維持が最優先であると述べた。
彼は具体的に実施計画の策定について、すべての事業をゼロベースで見直したとのことである。
その計画は、SDGsとの関連性を意識してキャッチーな体裁に改められることにも言及した。
次に、企画政策課長の仲道雄介氏が実施計画の概要を説明した。
計画は、安城市が目指す「幸せつながる健幸都市・安城」の実現に向けた具体策を示しており、今後3年間にわたる施策が整然と整理されている。
将来的な財政計画についても言及し、令和3年度から5年度までの歳入歳出計画が提示された。
特に、令和3年度の歳出見込は639億円、次年度は654億円と順調に増加すると予測される一方で、歳入は347億円と大きく落ち込む見込みである。
新たな事業としては、地域医療の充実を図るため、安城更生病院の新棟建設補助事業が進行中で、今後10年間で計27億7,000万円の補助が決まっている。
新棟は高度急性期医療の充実を図り、地域がん診療拠点病院としての機能を強化する等、市民の医療環境を改善する内容である。