令和5年6月26日、萩市議会は定例会を開催し、いくつかの議案が審議された。議案第53号は令和5年度萩市一般会計補正予算に関するもので、歳入歳出それぞれ5億3,341万4,000円を追加することが決まった。
予算決算委員長の西中 忍氏が、議案第53号に対する委員会の報告を行い、全会一致での可決を求めた。この補正予算は、市政の発展と市民生活を支えるために必要な事業を計上していることが強調された。
また、議案第56号の税条例改正に関しては、教育民生委員長の西中氏が、電動キックボードの税制改正の必要性について報告した。その中で、特定小型原動機付自転車に分類される電動キックボードの新税額についても言及され、税制の簡素化が進められることが期待されている。
さらには、議案第63号の公共施設等運営権の設定が、新たに神奈川県の営業会社に委託されることが提案された。この運営権は20年の長期に設定され、その背景には安定した運営を意図した実施契約と地元のにぎわい創出があるとの説明がなされた。
委託料の発生は無く、萩市は1,596万円の運営収入が見込まれているとのことだ。市側は、長期間による安定した運営が期待され、事業者にとっても大きなメリットがあるという見解を示した。
議会は各委員長の報告を踏まえ、質疑を経て議案を採決し、原案通り可決された。今後、これらの議案に対する具体的な施策が実施されることが期待され、地域の発展に寄与することとなるだろう。
最後に、議長の長岡 肇太郎氏は、次回の会議予定を告知し、全ての議事を終了した。