令和5年9月7日、野木町議会定例会の第4回会議が開催された。議事は14名の議員が参加し、欠席議員はなかった。
最初に、議長の松本光司氏が開会を宣告し、会議録署名議員の指名を行った。続いて会期の決定がされ、会期は本日より9月21日までの15日間と決まった。
本定例会では多くの議案が提案された。その中でも特に注目を集めたのが議案第1号の「野木町税条例の一部を改正する条例について」だ。町長の真瀬宏子氏は、この改正は地方税法等改正に伴うものであるとして、慎重な審議を求めた。論議の結果、議案第1号は原案通り可決された。
続いて議案第2号、令和4年度野木町一般会計歳入歳出決算の認定についても同様に審議され、町長の説明に基づき歳入決算額や歳出決算額についての詳細が述べられた。歳入決算額は89億9,668万1,116円、歳出決算額は84億9,194万4,306円で、議員らは財政状況を慎重に確認した後、議案は可決された。
次に、全国的な健康保険制度変更の影響を受けた国民健康保険特別会計について、議案第3号が審議された。歳入決算額は27億4,235万6,428円、歳出決算額は26億8,413万7,792円であり、審議の結果、認定された。
さらに、令和4年度の介護保険特別会計決算や水道事業会計決算についても審議された。いずれの案件も町長の説明は分かりやすく、議員からの質問も活発に行われた。
特に議案第9号の専決処分事項については、災害時の迅速な対応が求められた。この中で、町民への見舞金支給に関する専決が報告され、賛否両論が交わされた。町民からの切実な声も踏まえ、慎重な審議が続けられた。
最後に、いくつかの報告事項もあり、議案第18号から20号に関連する委員会の同意が求められ、全て原案の通り可決された。今後も町民の意見を反映しながら、より良い行政サービスの提供を目指す方針が強調され、会議は無事に終了した。