令和2年第1回函南町議会定例会が行われ、議案の審議が進む中、各特別会計の補正予算案が審議された。
最初に提案された議案第8号では、令和元年度函南町土地取得特別会計補正予算について説明がなされた。町長の仁科喜世志氏は、歳入歳出をそれぞれ493万7,000円減額し、総額を1億2,381万4,000円とすることを明らかにした。土地開発基金繰入金の減少が影響しているとされる。
次に、議案第9号の国民健康保険特別会計補正予算では、歳入歳出予算に4,739万5,000円を追加し、総額を42億4,431万円とする。住民課長の松井仁氏は、国民健康保険税の減少と県補助金の増加が見込まれると述べた。
続いて、後期高齢者医療特別会計補正予算の議案第10号においては、歳入歳出がそれぞれ1,033万4,000円追加され、総額が4億6,281万円となることが発表された。再び松井氏が詳細を説明した。
介護保険特別会計補正予算(第11号)も審議された。歳入歳出予算がそれぞれ2,429万4,000円追加され、総額を30億9,367万6,000円とする。福祉課長の大沼裕幸氏は、台風影響で減免措置が取られた背景を示し説明した。
その他にも、農業集落排水事業や下水道事業、上水道の特別会計補正予算が上程され、それぞれ収入や支出が調整される方向で進められた。特に上水道事業の補正予算では、収益的支出が増加する影響があるとのことだった。
最後に、議案第17号では平井財産区特別会計補正予算が取り上げられ、歳入歳出予算に8,000円の追加が確認され、総額は122万1,000円となった。これらの議案は全て賛成多数で可決された。
今後の財政運営に向けて、タイトな予算編成の中、詳細な議論が進められている。今後も定期的に進捗を見守り、適切な施策が展開されることが期待される。