令和6年第1回近江八幡市議会定例会が開催され、会議は順調に進行した。
最初に、議長(岡田彦士君)が会議を開くことを宣言し、各議員の出席を確認した。会議は、会議録の署名議員の指名から始まった。
次に、各常任委員会からの委員会審査報告が行われた。予算常任委員会の山本妙子君は、令和6年度の一般会計予算が過去最大の430億円に達し、前年よりも12.9%増加したことを報告した。特に新庁舎整備事業や文化会館整備事業が重要な位置を占めているという。
教育厚生常任委員会の道下直樹君は、子育て支援施策や学校と地域の連携が強化されていると説明し、今後の取り組みとして連携の強化に期待を寄せた。一方、委員会での質疑では、デジタル化推進や教育基盤の充実について意見が交わされ、議員からの高度な教育環境の整備への要望も上がった。また、福祉関連の施策の充実も強調され、他市の参照により地道な努力が重要であるとの意見が出された。
議会では、令和6年度近江八幡市一般会計予算に対する附帯決議が可決された。この決議では、市民が利用しやすい市民広場の整備や官庁街全体の計画の明確化が求められ、市長の施策に対する意見が示された。議長は、近江八幡市が掲げる「いざ出陣実行予算」として、市民の期待に応えられる施策の推進を強調した。
最終的には、議第11号である令和6年度近江八幡市一般会計予算が原案通り可決された。また、議第57号の教育長の任命についても議会の同意を受けた。
市長(小西理君)は、議会終了にあたり、予算の執行にあたっての注意点を挙げ、市民サービスの向上に努める姿勢を表明した。