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新型コロナ対応の一般会計決算、全会一致で承認

近江八幡市議会で令和2年度の一般会計決算が全会一致で認定され、歳入歳出共に過去最大の増加が見られた。
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令和3年第4回近江八幡市議会定例会が開催された。

この会議では、複数の議題が審議されたが、特に議第62号の令和2年度一般会計決算が重要な議案として扱われた。本決算については、岡田彦士議員(決算特別委員長)から報告が行われ、全ての委員が賛成し原案が認定された。

決算特別委員会の報告によると、今回は新型コロナウイルス感染症の影響が指摘された。特に、約103億円の市民生活及び産業支援に充てられた各種給付金や感染予防対策が行われ、結果として市の歳入歳出は昨年度よりも120億円以上の増加が見られた。なかでも、形式収支においては11億3,855万2,000円の黒字を記録し、実質収支は8億2,014万3,000円の黒字に達した。

岡田委員長は、新型コロナの影響による厳しい財政状況が予想されるなかで、歳入確保と歳出見直しが重要であると強調した。この点について、さまざまな意見と要望が寄せられた。

各部門からは、感染対策や市職員の安全確保、入所者の優先入所などについての意見が上がった。また、地方創生に向けた取り組みについても多くの議論が交わされた。例えば、子ども健康部長の青木勝治氏は、医療費増加に臨む予算拡充の必要性について述べ、市民生活の安全が最優先であると指摘した。

その後、諸般の報告が行われ、監査結果について井上芳夫監査委員が報告した。監査では、現金出納検査の結果が正確であることが確認され、今後の市政に役立つとの見解が示された。

最後に、議第101号から議第111号の議案が紹介され、市長の小西理君が議案の内容を詳細に説明した。特に、令和3年度一般会計補正予算については、268,076,000円の増加が提案され、教育や感染症対策に関わる支出が強調された。議会は本案を慎重に審議し、次回の議会に進むことが決定された。本日はここで散会となり、次回は12月8日に再開される予定である。

議会開催日
議会名令和3年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
議事録
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