近江八幡市議会が令和2年第4回定例会を11月26日に開会した。特に田中好議員の追悼として、議長の片岡信博氏は追悼の言葉を述べた。その内容は、14年間近江八幡市議会に貢献した同議員の業績を称賛し、哀悼の意を込めたものであった。
本定例会では、主に令和2年度一般会計の補正予算に関する議案が審議された。その中でも議第131号、すなわち一般会計補正予算(第8号)は特に注目を集めた。予算案には新型コロナウイルス感染症対策として、地域経済を支えるための観光振興事業やじもと応援クーポン事業が組み込まれている。
田中好議員の追悼が行われた後、総合政策部長の原田智弘氏が新型コロナウイルスの影響による観光業の重要性を訴えた。「観光は本市の主要な産業であり、新型コロナウイルスの影響を抑えるため、特に注力していく必要がある」との発言があった。
また、じもと応援クーポン事業についても議論が展開され、クーポンを通じて市内経済の活性化を図る計画があることが確認された。市民の皆さんからの意見も継続的に取り入れ、より利用しやすい制度設計に改良していく意向が示された。
さらに、議会での質疑では人事院勧告に関する施策についても触れられた。職員の給与に関して、共働き家庭の増加や雇用保障を鑑み、会計年度任用職員の処遇改善の必要性が強調された。
防災・減災の問題においては、近年の自然災害の激化を受け、国に対する予算の確保が求められた。市側からは、インフラ整備や河川改修に対する支援を求める意見があり、今後の方針が注視されることとなった。