令和元年第1回近江八幡市議会定例会が7月5日に開催され、市の重要課題が議論された。
まず、日程第1では会議録署名議員として山本妙子氏と南祐輔氏が指名される。次いで日程第2の諸般の報告では、市長の小西理氏が専決処分に関する報告を行い、地方自治法の規定に基づく内容が伝えられた。特に、市庁舎整備に向けた委員会の活動について重要な報告があった。
日程第3では委員会の閉会中の継続審査が確認され、教育厚生常任委員会と産業建設常任委員会からも継続的な調査が求められた。
さらに、日程第4では委員会の審査報告が行われ、予算常任委員会の岡田彦士委員長が平成31年度一般会計補正予算について全員一致で可決すべきとの報告をした。特に議第57号については、子育て世帯や低所得者への支援対策が評価された。
続いての議論では、会第6号に関する補聴器購入の補助制度についての意見書が議題となった。この意見書に対して賛成意見があった一方、公政会の西津善樹氏が反対討論を行い、不明確な点や公平性の欠如が懸念されたと述べた。反対意見は、対象者を加齢性難聴者に限定することで公平性が損なわれていることや、補聴器の効果を検証する必要があるとの観点からのものであった。
賛成派の議員は補聴器の公的支援の必要性を強調し、特に認知症予防策の一環や生活の質の向上に寄与することを訴えた。最終的に、意見書は賛成多数で可決された。
また、同日の議事では教育委員会委員の任命に関する議案も上程され、原案どおりの可決が決定された。市長からは、地域活性化の取り組みとしてびわ湖トライアスロンや音楽祭などの成功したイベントについても報告があった。今後も市民との連携を強め、市の発展に寄与していく考えが示された。
最後に、議会は全議事を終了し、閉会の挨拶がなされ、本定例会は無事に終了した。議員たちの活動に対する市長からの感謝の言葉も述べられ、今後のさらなる取り組みに期待が寄せられた。