令和2年第1回近江八幡市議会臨時会が、5月15日に開催されました。議題には、議長や副議長の辞職と新たな選挙が含まれており、重要な人事案件が多く挙がりました。
最初に、議長の北川誠次氏が一身上の都合により辞職を申し出ました。彼は、議長としての1年間の務めを振り返り、議会の支援や理解に感謝の意を表しました。後に、副議長の竹尾耕児氏も辞職願を提出し、許可されました。この人事に関する重要な決定が行われました。
議長選挙では、片岡信博氏が当選し、新議長に就任しました。彼は、議会の使命を果たすことを誓い、議員の指導と支援を求めました。また、副議長に岡田彦士氏が選ばれ、彼も自らの責任を述べつつ議会運営に尽力する意向を示しました。
さらに、会議では複数の予算案と条例改正案の審査報告も行われました。特に、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に関する補正予算が承認され、予算常任委員会から提案された令和2年度一般会計補正予算第2号や国民健康保険特別会計補正予算も予算が可決されました。議会では、マスクの配布や教育支援策も話し合われ、議員から様々な意見が交わされました。
また、財政においては、議第70号に対する反対意見が冨士谷英正氏から述べられました。彼は、市民の血税をどのように使うかが非常に重要であると強調し、新型コロナウイルス対策としての補正予算の中での不透明な施策に対して疑問を呈しました。このように、議会では厳しい財政状況下で市民に寄り添った正当な予算の執行が求められるとの認識が深まったようです。
最後に、会議では岡山かよ子氏の監査委員選任案が提案され、質疑なしで採決にかけられ、多数の賛成で通過しました。市長の小西理氏も、臨時会の成果や今後の施策展開にも感謝を述べるとともに、市民生活の向上に全力を尽くす考えを示しました。