令和5年第3回近江八幡市議会定例会が、9月21日午前9時30分に開会した。
この会議では、議員の辞職許可や諸般の報告、各委員会の審査結果などが議題に上った。
まず、議員の辞職許可について、福永義洋氏の辞職願が事務局から朗読され、異議なしで辞職を許可されることが決定された。
次に、諸般の報告として、決算特別委員会における委員長及び副委員長の互選結果が報告され、山本英夫氏が委員長に、玉木弘子氏が副委員長に選任された。
また、市長から報告された内容では、地方自治法に基づく専決処分の報告、和解及び損害賠償についても承認された。
委員会の閉会中の継続審査については、議第80号、令和4年度近江八幡市一般会計決算の認定を求める件が継続審査に付されることが決定し、異議なしの声があがった。
各委員会からの審査報告では、予算常任委員会が行った令和5年度一般会計補正予算(第5号)について賛成多数で可決を決定した。
特に北里学区認定子ども園施設整備事業に際しては多くの意見が寄せられた。賛成意見では、待機児童解消に向けた取り組みを評価する声があった一方、反対意見も多く、土壌調査や地元保護者との合意形成の不十分さが指摘された。
予算全体についても、補正予算の内容に誤りがあるとの懸念も示された。
更には、議案の上程に関しても、会第104号から会第15号までが一括して提案される中で、会議規則の改正や保育分野の給付における地域区分の見直しを求める意見書も提案された。
議長の進行で質疑が行われ、さらなる検討が求められる意見が多く上がった。
最終的に、議第90号令和5年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)などの議案は原案の通り可決され、今後の施策に対する期待が寄せられている。市長が市政運営に対する職員の取り組みを述べ、市民参加の重要性を強調した。
今議会では、多くの賛成意見とともに市民の声をしっかりと受け止めた施策が期待されている。今後も議会との連携を密にし、地域に合った施策を進めることが求められるだろう。