令和6年第1回近江八幡市議会定例会が3月7日、午前9時30分に開議された。جلسةでは、各議員からの質疑が活発に行われ、特に地域活性化や市民の生活に直結するテーマが多く扱われた。
特に注目を集めたのは、竹尾耕児議員による児童や若者の犯罪対策に関する質疑である。竹尾議員は、犯罪に対する無関心を装うのではなく、行政が積極的に向き合う必要性を強調した。また、特に「更生保護サポートセンター」について、その運営が現場の課題にどう応えていくかが問われ、センターの強化が求められた。
福祉保険部長の長村周作氏は、サポートセンターの現状や課題について触れ、利用者の声や問題点をしっかりと把握し、今後の運営改善を図っていく考えを示した。さらに、竹尾議員は特に面談や相談機能の強化について訴え、適切な環境での面会が必要であるとした。
また、特殊詐欺対策も重要なテーマとして取り上げられた。市の担当者は、昨年度の特殊詐欺被害件数が6件、被害額は357万5,748円であることを報告し、そのほとんどが高齢者を狙ったものであると説明した。また、未然に35件の被害を阻止した取り組みも詳細に語られた。市では、高齢者を対象にさまざまな防止策が講じられていると強調された。
加えて、近江鉄道の経営や将来についても質疑があり、特に財政面における持続可能性が問題視された。この問題に関連し、市長は申請した大きな負担が市民にとっての重荷になる可能性があるとし、今後も県との協議を重ねていく必要があると述べた。