吉見町は、令和元年12月の定例会において、埼玉中部資源循環組合の解散に関連したごみ処理の今後についての議論を深めた。特に重要視されたのは、台風19号による災害対応や避難所の運営についてであり、これまでの反省点が明らかとなった。また、秋山真美議員による医療用ウイッグの購入支援制度の導入提案も注目を浴びた。
出席議員からは、今後のごみ処理計画についての質問が多く寄せられた。特に、解散による影響をどのように受けるのか、町長は「新たな構想をまとめ、住民にお示しする考えである」と強調した。さらに、埼玉中部環境センターの運営については、「適切な維持管理を行うことで、今後10年は稼働できる」と述べたが、具体的なタイムリミットや方針は明確にされなかった。
また、台風19号の際には合計2,240名が避難所に避難したことが報告され、ペットの同行避難についての取り組みの必要性も再確認された。総務課長は「今後、避難所でのすべての情報が行き渡るよう、ペットの受け入れに関するルール作りを検討していく」と述べている。
さらに、子ども読書活動の推進に関する質問では、関係者が町の図書館機能の充実を目指していることが明らかになった。今後、町内での読書活動をより強化し、子どもの学びに貢献するための施策が求められている。