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シビックプライド醸成に向けた施策への注目

日高市での定例会でシビックプライドの重要性や公用車のEV化が議論される。
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令和4年第1回定例会が3月9日に開催された。主な議題は市民の活力を生むシビックプライドの醸成と、公用車の選定における環境配慮の観点が求められている点である。

一般質問では、鈴木健夫議員がシビックプライドについて尋ねた。シビックプライドは市民が自らの地域に誇りを持ち、地域改善へと積極的に参加する心の在り方を指す。鈴木議員は、人口減少や定住人口の維持が課題となる中、このシビックプライドの醸成が、住民の定住志向を高め、地域活性化に繋がると強調した。多様な地域活動がこのプライドの向上に寄与するようである。

総合政策部長・大野氏は、日高市の取り組みとして、魅力ある地域づくりを目指し、「第6次日高市総合計画」の中で地方創生と人口減少対策に注力していると述べた。具体的には、駅や観光地などで市のPR活動を行い、地域愛を高める施策に力を入れているという。

また、公用車の選定について鈴木議員は、EVの導入の必要性についても質問した。持続可能な開発目標(SDGs)やカーボンニュートラル実現に向け、自治体の移行が求められる中、これまでのガソリン車からよい環境性能を有するEVへの転換が重要であるとの認識が示された。大野部長は、現時点では流通車両の数が少ないこと、費用面を踏まえ慎重に考えると発言したが、来年度には具体的に1台の電気自動車を公用車として導入したい意向を示した。

防災に関する新スポーツ協定の締結も議題に上がった。自然災害の発生に備え、地域での連携強化が求められる。南海トラフ地震などの観測がある中、必要な電力供給を継続するため自治体との協力体制作りが進められることとなった。大野部長は来年度には新たな防災協定の締結を進めると表明。

市議会ではこのような活発な議論が交わされ、今後の施策の進展が注視される。市長の施政方針においても、強固な市民参加型地域づくりが基本的な方針として掲げられるなど、施策にシビックプライドの概念を取り入れる意義が強調される場面が多く見られた。地域に対する誇りを大切にしつつ、長期的な維持発展を目指すための多様な取り組みが期待される。

議会開催日
議会名令和4年第1回定例会
議事録
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