令和2年3月2日に開催された建設環境分科会では、様々な議案が審議され、特に富士見市の交通安全や水道事業に関連する予算が注目を集めた。
会議では、令和2年度富士見市一般会計予算や水道事業、下水道事業の予算について詳しく議論された。
特に、一般会計予算の中で、市内循環バス運行に関する補助金や高齢者特別乗車証に関する提案が注目された。これに関して、伊勢田幸正委員は「特別乗車証を利用する高齢者の人数は見込んでいないのか」と質疑し、交通・管理課長の近藤徹氏は「利用者人数は推定してないが、特別乗車証を利用する方はいると考えている」と答えた。
また、子どもサンサンプロテクト事業に関連して、伊勢田委員が危険箇所の選定基準について質疑を行い、森田善廣建設部副部長は「危険な幹線道路や交差点を基準に33か所を選定した」と説明した。
事業の背景として、親が子どもを守るための交通安全対策が重視されていることが強調された。
さらに、令和2年度富士見市下水道事業会計予算に関しても深い議論が交わされた。
その中で、下水道課の新井雅彦課長は「台風19号の影響で水が逆流する原因として、雨水の浸入が多い」と述べ、今後の対策として監視カメラ等の導入が重要であると強調した。
最後に、議案についての議論が行われるとともに、各委員からは市民への周知や、生活環境の向上に向けた要望が盛り込まれた予算について理解が促された。出席した7名の委員が全員参加の中、今後の取り組みが市民にとって重要であることが認識された。