令和4年第3回朝霞市議会定例会が開催された。議長の獅子倉千代子氏が、午前9時に開会を宣言した。
会期は本日から9月26日までの29日間に決まり、多数の議案が提案される見込みである。市長の富岡勝則氏は14件の議案を提出し、その中には令和3年度の一般会計や特別会計の歳入歳出決算認定に関する議案が含まれる。
市長は、決算認定について説明し、令和3年度の運営実績を強調した。一般会計では536億7,827万円の歳入と507億3,870万円の歳出があり、29億3,957万円の差引残額を記録したという。特に市税が230億9,448万円で、歳入の43%を占める重要な収入源となっている。
また、国民健康保険特別会計も説明され、加入者数は世帯数で1万6,631、被保険者数が2万3,855人と報告され、前年比で若干の減少が見られる。ただし、歳入は114億2,010万円に達し、歳出111億4,976万円とのこと。
富岡市長は、議案が市の将来的な財政健全化に寄与することを期待し、議員への慎重な審議を求めた。また、都市開発に関しても、市が進める「朝霞の森」という新たな施設管理契約を締結したことを報告し、地域の魅力向上に寄与する思いを示した。
市民環境部長の清水豊氏は、地域の環境保全活動を強化する旨を述べるなど、議会運営における市の情報提供の重要性が強調された。議員からも様々な質問があり、活発な議論が展開された。
今日は議案に対する質疑通告についても確認され、来る5日からの質疑が行われる予定である。議会の透明性と市の情報開示が一段と進むことを市長と議員が確認し合った形となった。