令和3年第1回豊見城市議会定例会が、3月22日に開催されました。議会にて、多数の議題が審議され、特に陸上競技場の整備計画や教育問題に関する議論が注目されます。
一般質問が行われ、徳元次人議員が陸上競技場周辺整備計画について質問しました。この計画は、平成29年に策定された豊見城総合公園体育施設機能強化計画に基づき、多様な主体が集うスポーツ交流拠点の形成を目指して進められています。総務企画部長の久手堅勝氏は、今後の整備が豊見城市のまちづくりに寄与することを強調しました。
しかし、陸上競技場の老朽化が進んでいることから、徳元議員は附帯施設の改善について懸念を示し、今後のスポーツ合宿受け入れに向けた早急な対応を求めました。この声に対し、教育部長の原國政也氏も、必要な施設整備とそれに対応する資金計画の策定を進める考えを述べました。
次に、教育に関連した質問も多く上がりました。特に、運動部活動指導員派遣事業の導入についても提案され、教育部長が市内の中学校からの要望に応え、検討を進める意向を示しました。さらに、教育でのICTの普及も重要なテーマとして取り上げられ、教育委員会は今後、児童生徒の学習環境の向上を目的に、システムの活用に力を入れると報告されました。
また、この議会では、行政DX化についても意見が交わされ、納税のオンライン対応や利用しやすい手続きの推進が求められています。市民部長の大城辰也氏は、クレジットカード決済の導入に取り組む意向を示し、納税しやすい環境づくりを目指す考えを述べました。
議会を通じて、今後の豊見城市の発展を考える重要な場面となり、関係者の意識も高まっている様子が見受けられました。市民の期待に応える施策が具体的に進むことが望まれています。