令和3年第2回豊見城市議会臨時会が5月17日午前10時に開会した。
本議会においては、専決処分の承認や陳情の審議が行われた。
特に新型コロナウイルスに関連する子育て世帯生活支援特別給付金の承認が重要な議題であった。
市長の山川仁氏は、子育て世帯に対し7000万円の給付を決定したと述べた。
この給付金は約1500世帯が対象となり、5月11日に支給されたという。
山川氏は、迅速な支給を実現した理由として、厚労省からの通知を受けた後、システム改修を行ったためだと説明した。
このような取り組みが議会を開かずとも迅速に進められたことは、高く評価された。
また、承認第3号として地方税法の改正も議題となり、
市民部長の大城辰也氏が詳細を解説した。
住民税軽減や医療費控除の特例措置の新設に関する改正が行われる。
次に、承認第4号として固定資産税の課税免除に関する条例改正案は市民部の説明を受け、討論に入った。
この改正は沖縄振興森林政策に基づく特例措置の延長を含み、市の将来に影響を及ぼすだろう。
市民部長の大城辰也氏は、施策の意義について述べ、議員らの関心を集めた。
報告第6号として、令和2年度下水道事業会計予算繰越計算書が提出される。
上下水道部長の金城道夫氏は、5700万円余に及ぶ繰越額について説明した。
その後、専決処分の報告が行われ、議会の承認を得て次の会議へと進む。
最後に、陳情第4号として土砂採取計画を退ける意見書が審議予定とされた。
これには総務財政常任委員会への付託が決定され、地域の環境保護への配慮が再度強調された。
議会は5月20日午前10時に再開される予定だ。