令和5年1月17日、九重町議会臨時会が開かれた。
日程には、行政報告や議案審議など多くの重要項目が含まれていた。
まず、日野 康志町長が行政報告を行い、全国中学生人権作文コンテストにおける受賞者の名前を挙げ、町内の教育活動を称賛した。受賞者の小野 美凪さんは日田地区最優秀賞を獲得し、他の中学生も入選を果たした。町長は、子供たちの未来に期待を寄せると共に寄附金についての報告も行った。
次に、陳情の取り下げについて審議が行われ、飯田東部地区に関する陳情書は取り下げが決定した。会議の流れはスムーズで、異議がなく許可された。
議案を巡る質疑も活発に行われた。特に目を引いたのは、令和4年度の補正予算に関する議案であった。
町長は、出産・子育て応援に関連する経費の追加や観光整備事業の補助金などについて説明した。歳入歳出それぞれが89億8,394万3,000円に達する。この中には、出産・子育て応援ギフト事業の事務費が含まれている。議員たちは、事業名の適切さについても検討を重ねた。特に、現金支給を指向している点が議論の中心となった。
また、九重町の防災行政無線デジタル化整備事業にも変更があり、議案第2号が提案された。議案第1号は、工事請負変更契約の締結に関するもので、全員賛成で可決され、増額分も承認された。融資の適切性や安全装置に関しての質疑も行われ、十分な説明がなされた。特に子供園の安全装置については、国土交通省のガイドラインに基づき、装置内容や費用対効果の検討が必要とされている。
さらに、議会運営委員長の有吉 富生議員からは議会運営の報告があり、臨時会の会期が本日限りであると報告された。議会での意見交換や議論は町の発展に資するもので、今後の住民のための施策が重要であると強調された。
最終的に、日野町長は議会に対し謝辞を述べ、任期を終える議員に感謝を示した。町長の言葉は、議会が一つにまとまり協力して進む重要性を改めて引き立てるものであった。
これにて、全ての日程が終了し、令和5年第1回九重町議会臨時会は閉会した。