令和2年12月の飯山市議会定例会が開催され、主要な議題が取り上げられた。
議会では会期が11月30日から12月21日までの22日間と定められ、議長の辞職及び新たな議長選挙も行われた。
市長の足立正則氏は、公共事業や新型コロナウイルス対策への取組を提案し、皆に協力を呼びかけた。特に、新型コロナの影響で厳しい状況が続く中、地域経済の活性化が必要であると述べた。さらには、文化学園の大沼淳氏逝去により、感謝の意を表するとともに、議員の市川久芳氏の逝去についても哀悼の意を示した。
続いて、議案第122号「一般職の職員の給与に関する条例及び飯山市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」が上程された。この議案は、国家公務員の給与制度見直しを踏まえ、期末手当の支給月数を引き下げるものである。議案に対する質疑は行われず、全員一致で可決された。
また、議会運営委員会からの報告により、複数の常任委員会委員の選任が行われた。委員長には吉越利明議員、岸田眞紀議員、石田克男議員が選ばれた。
さらに、北信広域連合議会議員及び岳北広域行政組合議会議員の選挙も行われ、議員が無事に選任された。
その後、辞職届が提出された議長及び副議長の辞職が承認され、遅れて議長選挙が行われた。
新たに、議長には渋川芳三議員が当選。渋川議員は議会基本条例の実施を強調し、市民に開かれた議会を目指すと表明した。副議長には西澤一彦議員が選出され、今後の議会運営に期待が寄せられている。本定例会はすべての議事を終了し、午後5時36分に散会された。