令和4年6月20日、松戸市議会が開催され、市政に関する一般質問が行われた。
宇津野史行議員は、地域の防犯ボックスの改善について質問した。秋山駅ロータリーに設置されている防犯ボックスの衛生状況を指摘し、「トイレや水道の設置が求められる」と強調した。この点に対し、上野真一市民部長は「衛生面を考慮した労働環境の整備に関する調査研究を進める」と述べた。
さらに、道路改善に関する質問も行われた。東松戸一丁目の道路振動問題について、宇津野議員は「大型車両の通行規制が必要」と訴えた。これに対して大塚滋財務部長は、住民の意見を考慮しながら交通管理者である警察と協議を行うと応じた。
学校給食の無償化に関しても議論が展開された。宇津野議員が「市の検討が必要」と訴え、市長は「県の動向を注視しつつ、検討を進めていく」と回答した。
今回の議会では、複数の補正予算案が提出された。具体的には、一般会計補正予算が二回、病院事業会計補正予算が一回上程され、ウクライナ避難民支援に関連する条例案が議題にのぼった。
特に、「松戸市ウクライナ避難民等人道支援基金条例の制定」は、市としての緊急な支援を必要とする重要な内容であり、全議員の関心が集まった。