令和2年12月、尾張旭市議会の定例会が開催された。
今回の会議では、市長から直接提案された18件の案件が議題に上がった。
その中でも、一般会計補正予算など重要な議案が多く含まれていて、議員たちは熱心に審議を進めた。
市長の森和実氏は、補正予算の中で、新型コロナウイルス感染症への対策費が盛り込まれていることを強調した。
「新たな対策費を追加し、地域経済への支援策の充実を図りたい」と述べ、議員たちの理解を求めた。
特に、教育費や商工費、福祉費などにおいて多くの予算が割り当てられていることも特徴であり、
市民生活の安定を図るための施策が進められているとの認識が示された。
また、フロンティア旭による政務活動費の不正請求問題が報告され、
これには議会運営委員会が7回にわたり調査を行った結果も報告された。
議会運営委員長の川村つよし氏は、調査の経緯や結果について。
「不正請求の事実確認や返還額の認定に至った」と説明。
さらに、再発防止策の運用ルールの見直しが必要だとも言及した。
その後、さかえ章演議長が議長辞職の意向を示すことが発表された。
議長は、市民への信頼回復を重視し、
「不正問題を終結させる責任を感じた」と辞任理由を説明した。
新議長に選出された早川八郎氏は、
「信頼回復に向けて、協力をお願いしたい」と意気込みを表明した。