令和3年5月12日、知多市議会の臨時会が開かれ、重要な議題が審議された。
本日は一般会計補正予算や市長専決処分事項の承認が主な内容である。特に、令和3年度知多市一般会計補正予算(第2号)に関する審議が注目された。市長の宮島壽男氏は、この補正予算が8310万円の増額を含むと説明した。これにより、歳入歳出予算の総額は285億3860万円に達するとのことであり、議会に理解を求めた。
総務部長の平岩資久氏は、予算に込められた国の補正予算への対応について詳細を説明した。特に学校の施設改善に関する予算が組まれており、中学校校舎のトイレ改修が実施される。この工事は、健康面を考慮したものであり、衛生的な環境を今後提供することを目的としている。
教育部長の加藤由裕氏は、工事の詳しい内容とスケジュールについて述べた。工事は夏休み期間中に行われる計画であり、工事自体は少なくとも秋の初めまで続く見通しだ。これにより、授業への影響を最小限に抑えつつ、早期に環境改善が実現されることが期待されている。
また、報告第4号では令和2年度知多市下水道事業会計予算繰越計算書が提出された。こちらに関しては、都市整備部長の鈴木宏式氏が繰越の理由を説明し、年度内に適正な工事期間が確保できなかった理由を述べた。特に日本下水道事業団に委託された工事において、何らかの遅延があったための報告である。
議案第5号及び議案第6号については、市長専決処分的に承認が求められた。宮島市長は、これに関する国庫補助金の枠組みや生活支援に向けた特別給付金の詳細についても広く説明した。特に、低所得のひとり親世帯に対する支援が重要な施策とされている。
討論を経て、各議案に対する投票が行われ、全ての議案は原案通り可決されたとのことである。これにより、議会は無事に全ての議事を終了し、約1時間半の会議は閉会した。議長は、出席した全議員の協力に感謝を述べ、この臨時会が知多市にとって重要な意義を持つことを強調した。