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上野原市、地域医療や公共施設のマネジメント計画が進展

上野原市議会定例会で市長が公約達成状況発表。地域医療や公共施設のマネジメント計画などを議論。
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令和4年3月の上野原市議会定例会が開催された。本定例会は、市政一般に関する質問を中心に構成され、市長の公約や施政方針、地域医療の現状について議論が展開された。

市長の公約の中では、すべての市民が安心して暮らせる地域医療の確保についても重要なテーマであった。村上信行市長は、新年度の施政方針において地域医療の充実を強調し、特に小児科医の確保について具体的な方針を述べた。地域医療振興協会との連携の下で、外部より小児科医を一定期間派遣する計画が進められており、これは子育て支援において非常に意義あることである。医療従事者の確保が大きな課題として意識される中、市長は医療環境の向上へ向けた取り組みを続ける姿勢を示した。

また、まちづくり委員会の設置についても言及され、地域の活性化を図るためには、市民の主体的な関与が不可欠であるとの考えが示された。このような市民の参加を促す環境を整えることで、持続可能な地域づくりを進めていく意向がある。

さらに、公共施設のマネジメント計画については、令和4年度からの30年間で25%の施設削減を目指すことが議決された。この方針に基づき、老朽化の進んだ施設の状況を踏まえて、地域のニーズに適合した施設利用のあり方を模索している。特に、利用者からは休止中の公民館や保育所の活用様式についても多くの意見が寄せられている。

地域防災についても、災害時に志向される行動力の向上が求められており、地域防災リーダーの育成と組織化の推進について話題となった。防災力の向上は市民の安心安全を確保する鍵となる。

働き方改革については、職員がライフバランスを保ちながら市民サービスを向上させるための取り組みが進められている。特に、市民サービス向上や地域貢献を目指す活動にもスポットライトが当てられている。市は、職員の資質向上と共に、社外活動の積極的な支援が必要であるとの認識を繰り返し示した。

これらの議論を通じて、上野原市は市民との協働による地域づくりと、安心安全な生活環境の整備に向けた道筋を着々と歩んでいる。市民参加を前提にしたまちづくりは、今後の上野原市の重要な課題として浮かび上がるであろう。

議会開催日
議会名令和4年3月上野原市議会第1回定例会
議事録
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