令和2年第4回下松市議会臨時会が5月28日に開会され、重要な議案が審議された。
議題には、後期高齢者医療に関する条例の改正や一般会計の補正予算が含まれ、特に新型コロナウイルス感染症への対策が焦点となった。
國井益雄市長は後期高齢者医療に関する条例の改正について説明をし、今回の改正が新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金の支給に関連していることを強調した。質疑を受けると、「承認第7号は承認されるべき」との意見が多数を占めた結果、異議なしの採決で可決された。
次に、令和2年度一般会計補正予算(第2号)が議題となり、再度國井市長から新型コロナウイルス対策に関する説明が行われた。この補正予算では、延べ2億3千万円の追加予算が計上される予定で、様々な施策への適用が求められている。
特に、避難所での感染症対策物品整備のために400万円が計上されることが発表された。また、学校の感染症対策にかかる支出や、小中学校のICT環境整備についても言及され、関連費用として数千万円の予算が見込まれている。
磯部孝義議員が質疑を行い、各項目に対する具体的な支出内容やスケジュールを確認。市の担当者からは詳細な説明がなされ、特に教育に関する支出が将来に向けた重要な施策であるとの認識が示された。.
討論では、市議会議員の給料の臨時特例にも議論が及び、金藤哲夫議員が具体的な提案を行い、全議員の賛同を得た。
結局、全ての議案が原案の通り可決され、下松市は新型コロナウイルス対策のための一斉施策を進める方針であることが確認された。議長の挨拶にて、本日は終了し、「迅速な対応に期待」との期待が述べられた。