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令和3年度防府市一般会計予算442億9千万円可決 コロナ対応に重点

令和3年3月25日、防府市議会で442億9千万円の一般会計予算が可決され、新型コロナ対策に重点が置かれた。
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令和3年3月25日、令和3年第2回防府市議会定例会が開催された。

この日の会議では、議案第18号「令和3年度防府市一般会計予算」が中心議題となり、多くの意見が収集された。

議案では、予算規模が過去最大の442億9,000万円となる見込みであることが報告された。この予算には新型コロナウイルス感染症への対応も盛り込まれており、医療と福祉、子育て固定費への支援が強調された。市長の池田豊氏は、「市民の命と健康を守ることが最優先である」と述べ、注力する方針を示した。

予算委員会の髙砂朋子委員長による報告では、各分科会での質疑応答が行われたことが述べられた。特に、公共交通対策事業においては、減少する利用者数をどのように維持していくかが議論された。髙砂委員長は、「令和3年度は乗車人数の調査回数を増やし、効率的な運営を目指す」との姿勢を示した。

また、一般会計予算への反対意見も上がった。日本共産党の清水力志氏は、職員数の減少と市民ニーズの多様化への懸念を表明した。特に電力不足問題や不透明な新規感染者数を考慮すれば、検査体制の強化が必須とし、予算案を疑問視した。