令和3年2月16日に開催された全員協議会では、東京都北区における重要な議案が提案され、大規模改修や予算案の審議が行われた。その中で、特に注目されるのが「第1号議案 東京都北区基本構想審議会条例」である。この条例は、区長の附属機関として設置され、基本構想の改定を目的とするもので、新たな北区の将来像を定める努力が果たされる。
花川與惣太区長は、「新しい基本構想を策定するために、市民や学識経験者の意見を取り入れた審議会を設立することが重要だ」と強調した。この意見に対し、多くの議員からは賛同の声が上がり、地域の未来を見据えた新たな取り組みとして期待されている。
次に挙げられた「第16号議案 東京都北区立滝野川北保育園の指定管理者の指定」では、社会福祉法人つぼみ会への指定が提案され、安心して子育てできる環境を提供するための具体的な施策が話し合われた。在宅保育のニーズにも応じる支援が強調され、保育環境の充実が求められている。
さらに、広報媒体においても新型コロナウイルス感染症の影響を受けた生活支援や経済支援策について言及し、計画的な実行が求められた。特に、財政調整基金の積立や、新型コロナウイルス対策として整備された医療の補強が鍵となる。
総じて、今回の全員協議会では、北区の持続可能な発展に向けた提案が多く出され、市民に寄り添った政策が議論される場となった。今後の議論の推移が期待される。