令和元年9月3日に開催された第395回高根沢町議会定例会では、重要な議事が多数取り扱われた。
初めに、会議録署名議員の指名と会期の決定が行われ、今回の会期は9月18日までの16日間と定められた。次に、高根沢町議会決算特別委員会の設置について発議され、提出者の野中昭一議員が趣旨説明を行った。町の財政状況を審査するため本特別委員会が設置されることが決定された。
発議第1号の可決に続き、決算特別委員会委員長として森弘子議員、副委員長として鈴木利二議員が選任された。森議員は、就任の挨拶を通じて、町民の期待に沿った審査の進行を力強く訴えた。また、決算特別委員会の重要性を強調し、最大限の協力を求めた。
さらに、今回議案として提出された職員の修学・高齢者部分休業に関する条例や、高根沢町会計年度任用職員の給与と環境譲与税基金条例についても説明が行われた。関連する議案はそれぞれ、質疑なしの状態で、常任委員会に付託されることとなった。
継続して、年度末に向けた決算認定に関する議案の質疑が行われ、平成30年度の一般会計、特別会計の予算執行について監査委員から報告があった。一般会計の歳入決算額は109億4,465万円であり、収納率はおおむね98.94%であったとされ、予算に対しては91.58%の執行率を記録しているとのことだった。また、委員の意見として、財政運営における新たな行政需要への対応についても留意しながら、徹底した事務事業の執行が求められた。
質疑が続く中で、令和元年度の補正予算に関する議案も一つにまとめて上程され、これらも質疑のない状態で関係委員会に付託される。議案総数は37件に及び、条例の制定や改正に関する多岐にわたる内容が含まれている。議会の活発な議論を受け、本日の定例会は盛況にて終了し、次回は翌10時からの開会が告げられた。