令和元年第3回小山市議会が開かれた。議会では多くの議案や特別委員会の設置が議題に上がった。
まず、議案第42号から第51号まで計10議案が一括して提案され、討論を省略の上、全議案が原案通り可決された。特に、災害弔慰金の支給に関する条例の改正や火災予防条例の一部改正、さらには非常勤職員の報酬改定が含まれている。
民生常任委員会からは、災害弔慰金の改正について、質疑が活発に行われた。執行部は改正の背景を説明し、今後低い利率での貸し付けが可能となり、被災者の負担が軽減されることを強調した。委員からは、条例施行後の運用が円滑に進むよう、内規の制定も含めた対応が求められた。
次に、教育経済常任委員会から提案された小山市工業振興条例の改正案も原案通り可決された。人民委員からは、企業誘致の補助金の改定が県内での優位性を保つための措置であると評価された。
また、決算審査特別委員会、小山駅周辺都市整備対策特別委員会、公共施設等整備調査特別委員会の設置が承認された。これにより、それぞれの分野での調査研究が推進される。
福田洋一議長は、今回の定例会の運営にご協力いただいた議員と執行部に感謝の意を示した上で、行政が意見要望を十分に検討することを求めた。