令和2年11月の定例会において、浜松市議会の議員は様々な議題に取り組み、特にコロナ禍の影響やそれに基づく地域社会支援について議論を深めた。
まず、コロナ禍におけるメンタルヘルスの重要性が強調された。特に、精神的な負担を抱える人々への支援の必要性が提起され、相談窓口の充実や、自殺対策に向けた取り組みが求められた。丸英之議員は自殺者の増加について触れ、「身近な人の支援が必要」とし、地域との連携を強調した。これに対し、健康福祉部の鈴木達夫医療担当部長は、ゲートキーパーの育成や様々な自殺防止策に取り組んでいると述べた。
次に、インフルエンザ予防接種の助成について、丸議員は多くの自治体において接種費用を補助する動きが広がっていることを紹介し、本市でも同様の模索が必要であると提案した。これに対し、健康福祉部は、高齢者を対象にした接種助成を行っていると述べた。
さらに、子宮頸がん予防について議論が交わされた。丸議員は、子宮頸がんワクチン接種率の低さを指摘し、昨年と比べて数値が改善されている現状を評価しつつ、今後の施策についての提案として、特に若い世代へのPR強化の必要性を訴えた。