令和5年第3回近江八幡市議会定例会が開会した。
議長の岡田彦士氏が開会を宣言し、最初に会議録署名議員を指名した。中塚理恵氏、藤村健造氏の両名が選ばれた。
続けて、議会の会期が本日から9月21日までの24日間に決定した。議長は異議がないことを確認したため、会期が承認された。
次に諸般の報告が行われ、議長報告や監査報告、市長報告などが披露された。特に、監査委員の大川恒彦氏は、令和4年度の近江八幡市一般会計の決算結果を報告した。
大川氏によると、平成4年度の決算は歳入歳出ともに健全な状況を示し、全ての会計で黒字決算となったとのこと。その中で、市税が回復基調にあり、ふるさと応援寄附金も過去最高額を更新したことが強調された。さらに、財政健全化判断比率も良好な状態にあると報告された。
市長の小西理氏は、今回の定例会での決算状況についても触れ、一般会計の実質収支が約8億円の黒字決算であることを述べた。市債残高も減少しており、財政の健全化に努めているとして協力を呼びかけた。
議案の上程に移り、合計24件の議案が提案された。主な議案には、近江八幡市一般会計決算の認定を求めるものや、令和5年度一般会計補正予算、庁舎整備工事などが含まれた。
特に、近江八幡市立運動公園野球場の改修工事請負契約については、2025年の国スポ・障スポ大会に向けた準備として、早期の着工が求められた。藤村健造氏はこの件について説明し、早急な工事の重要性を訴えた。
その後、質疑が行われたが、発言は無く、委員会への付託が決定された。総務常任委員会は議第94号を原案通り可決、教育厚生常任委員会は議第100号を可決する報告を行った。
最後に、討論・採決となり、両議案はすべて賛成で可決されることになった。
岡田議長は今後の議案熟読のため、9月6日まで休会とすると告げ、定刻に再開する予定であると述べて散会となった。