令和3年11月9日、甲賀市議会の臨時会が開催された。この会議では、議会人事に関する多くの重要な議題が審議された。
まず初めに、議長の選挙が行われ、田中喜克議員が議長に選出された。田中議員は、就任挨拶の中で「市民の方々の期待に応える」という意気込みを示し、議会の重要性を強調した。また、議員の無関心問題に触れ、「議員や行政の必要性を常日頃から住民に認識してもらう行動を始める必要がある」と述べた。
次に副議長の選挙が行われ、里見淳議員が選任された。里見議員は、議長と協力し、議会の合意形成に努める意向を示した。議長選出後、議会運営の向上に向けた協力が強調された。
その後、いくつかの委員の選任が実施され、常任委員や委員長、副委員長の互選結果が報告された。特に、健康福祉部長の樫野ひかる氏は、新型コロナウイルスワクチンの接種についての進展を報告し、今後の方針について説明した。ワクチン接種に関しては、予約方法を改善し、特に高齢者への周知を強化する考えを示した。
さらに、令和3年度甲賀市一般会計補正予算(第7号)が提案され、補正内容には子育て支援や事業継続支援金が含まれており、総額は約2億3千万円となる見込み。この予算案も全員一致で可決された。
また、会議の中では、議会の委任による専決処分に関する報告も行われ、前回の事故に関わる賠償の件が取り上げられ、透明性のある運営がなされていることが報告された。