令和6年6月7日、寄居町議会は第2回定例会の第3日を迎えた。
この会議では、移動販売の導入や地域公民館のトイレ設備改善の必要性が重要なテーマとして浮上した。
移動販売については、福祉課の町田理嘉課長がマイクを取り、具体的な概要を説明した。ウエルシア薬局株式会社との連携により、買物の困難を感じる高齢者に配慮し、週一回の定期的な巡回を行うという取り組みだ。土日を除くのは、家族がいるため買物に出やすいエリアが想定されているためで、これにより効率的な運営を目指す。
また、販売する商品には生鮮食品や加工品、家庭用品が含まれ、約500品目の取り扱いを予定している。
町長の回答では、各区の希望を尊重した運行が求められているが、乗降の安全性や巡回経路の課題が今後の検討課題として挙げられた。それに加え、町は長瀞町との視察を通じ、実績を得ており、その人気を参考に地域のコミュニティ形成にも力を入れる方向性が示されている。