令和5年12月18日、八潮市議会の定例会が開催され、市民の健康寿命の延伸と下水道整備について多くの議論が行われた。
健康寿命を延ばす施策として、八潮市では様々な取組を行っている。特に「ハッピーこまちゃん健康マイレージ」が注目され、現在1,799人が参加している。このプログラムでは、歩数に応じたポイントが付与され、参加者の健康促進が図られている。しかし、データ管理は手作業で行われており、今後のICT化が期待されている。
ウオーキングについては、八潮市のウオーキングマップが作成されており、より楽しく歩けるコースの見直しが検討される。また、健康器具の設置状況については不足が指摘され、多くの市民が求めている。
私道への下水道整備についても議論が続き、建設部の金子和広建設部長は、私道沿いの住民に対する情報提供を強化し、この制度が利用しやすくなるよう努めることが重要だと述べた。過去5年間において、私道への下水道整備は9件であるが、今後の普及率向上が期待されている。
また、葛西用水の整備進捗についても報告がなされ、雨水幹線としての機能向上が進められている。しかし、県道の雨水幹線整備が優先され、親水化整備の見通しは立っていない。
さらに、学校給食の異物混入に関する問題も取り上げられ、教育部の猪原誠一学校教育部長は、異物混入が確認された際の迅速な対応と、今後の衛生管理の徹底が重要だと強調した。 特に、学校給食施設の災害時対応は今後のビジョンにおいて重要な課題として位置付けられている。
議会では、市民に健康で快適な生活空間を提供するための様々な施策が求められており、市はこれらの施策を実現するために今後も努力していくことが期待される。