久喜市議会において、杉野修氏が幅広い市政問題に関する質問を行った。
まず、交通安全対策の重要性に焦点を当てた。市道鷲宮1513号線において、夜間の交通事故防止のための具体策として反射板の設置を求めた。杉野氏は、「周辺に住宅もなく真っ暗で危険である」とし、安全対策を強く訴えた。また、視認性向上を目的として、導入するべきであると強調した。市の現地確認と迅速な対応が望まれる。
次に東日本大震災による避難者への支援継続を求めた。杉野氏は避難者情報システムの改善を呼びかけており、具体的な世帯数と人数の把握が重要だと述べた。さらに、国保税や上下水道料金などの減免に関する今後の支援策についても言及。2021年度に終了予定の支援策の見直しと、持続可能な支援施策の検討を求めた。
新型コロナウイルス、特にオミクロン株の影響についても質疑があった。杉野氏は、「無症状者の洗い出しが重要」とし、そのためのPCR検査の無料実施を訴えた。埼玉県内における施策の拡充や、独自の取り組みを進める必要性を強調している。加えて、ワクチン接種の計画や必要なワクチン量の確保についても確認。市民が安心してワクチン接種を受けられる環境を整備することが求められる。
最後に、鷲宮地区のイオン閉店に伴う買い物弱者支援の重要性に言及。閉店の情報伝達が不十分である現状を指摘し、他自治体の成功事例を参考にしながら、具体的な支援策を考える必要性を訴えた。「買い物バス」の運行や「日曜市」の開催などの提案が議論された。杉野氏は、市としての積極的な対応を求めており、再度の計画策定が急務といえる。
これらの一連の質問は、市民の生命と生活に直結するものであり、迅速な検討と対策が必要であることが強調された。久喜市の行政には、これらの要望を深く受け止め、実行に移す責任があると言える。