ふじみ野市議会は最新の会議で、金融トラブルの未然防止策や教育行政、障がい者支援、魅力あるまちづくりについて議論を展開した。
金融トラブルの未然防止策に関しては、市は総合相談窓口での家計相談を強化する意向を示した。また、ファイナンシャルプランナーの活用や、金融機関との連携を進めることで、市民の金融リテラシー向上を目指す方針を述べている。市民生活部長の粕谷直樹氏は、地域との連携による効果的な支援の可能性について言及し、具体的な施策を調査研究することを明らかにした。
障がい者支援に関連して、障害者手帳用アプリ「ミライロID」の導入が進められ、15か所の公共施設での利用を開始したことが報告された。これによって障がい者の方々の負担が軽減されることが期待される。また、インクルーシブ遊具導入に関しても確認され、今後の設置計画が検討されることとなった。
学力・学習調査のCBT化に伴い、教育委員会は専門人材の確保や先生方の負担を軽減するための対応を強調した。推進主幹が中心となり、操作の習熟度向上に向けた取り組みを進めているものの、現場の負担感を緩和するためにさらなる教職員の加配が求められるという意見があった。
また、まちなか美術館や上福岡駅西口の市有地の利活用に関する議論も行われた。市長は、玄関口としての重要性を認識し、環境整備を図る必要性を訴えた。今後、地域との協力を得て、魅力ある施策を進めていく姿勢が示された。