令和2年5月19日、富田林市で第1回臨時議会が開催された。議会では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民生活の支援策や、各種条例の改正案が討議された。
市長の吉村善美氏は、緊急事態宣言が長期化する中で、市民生活や経済への影響について言及した。特に、経済的支援策に取り組んでいると述べ、議員の協力を求めた。この日の議題の中には、富田林市税条例の改正や、国民健康保険文化などの条例改正が含まれており、全体で14の議案が審議された。
特に目を引くのは、報酬の特例に関する議案である。この議案は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、議員の報酬を各議会で削減することを目的としている。議員たちからは、自らの身を切る覚悟を示す意義が強調され、賛否が分かれた。議会では、報酬削減の提案を行っているが、具体的な削減率や期間をどのように設定するかが議論となった。
高山裕次議員は、緊急の支援を求める声を広げる必要性と、各議員に対して強い覚悟を求めた。これに対して、南方泉議員は、報酬を最大限に削減し、議会の意義を市民に示す必要があるとの立場を明確にした。
終了後、吉村市長は、「市民の生命と健康を守るため、全力で対応する」と強調し、今後も必要な施策を進めていく方針を示した。議会が新たな体制で、今後の施策をどのように推進するかが注目されている。議会は、次回に向けても効率的で透明な議事運営を行う必要があるだろう。